RC梁の断面算定を行うときの注意点!手順の解説!!~応力図を作る~

RC梁の断面算定の手順を説明します。

断面算定時の注意点を理解することで応力図の作る際のポイントを押さえます。

より効率的な応力図となるように計画することを意識することが構造設計者しか行えない業務になります。

曲げモーメントによる算定

曲げモーメントにより主筋を算定します。

注意点を下記に示します。

  1. 引張鉄筋(主筋)とコンクリートの付着について確認
  2. 鉄筋本数と梁幅の最小限度の確認 C=M/(b・d^2)
  3. 長期荷重時の引張主筋の断面積は0.4%または存在応力の4/3倍の鉄筋断面積とする
  4. 圧縮鉄筋は引張鉄筋の0.4倍とする

せん断力による算定

続いてせん断力によりコンクリート断面・強度またせん断補強筋を算定します。

基本的にはコンクリートだけでせん断力を満足するように断面を決定することがよいと考えます。

注意点を下記に示します。

  1. α せん断スパン比による割増係数の確認
  2. せん断補強筋は0.2%以上
  3. せん断補強筋のせん断耐力は0.6%以下までしか考慮できない

まとめ

本記事ではRC梁の主筋・せん断補強筋の設計方法を説明しました。

注意点を箇条書きで示しておりますので、確認しながら設計をするようにしましょう。

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