Grasshopperのデータ構造を理解することが、Grasshopperの上達に必要不可欠です。
この記事ではGrasshopperのデータ構造の基本と設定方法を説明します。
データ構造の基本
左の数値がインデックスです。
右上の{}で囲まれた数値がパスです。
右の黄色のパネル(Panel)により、各コンポーネントのデータ構造を確認することがGrasshopperを活用するときに重要です。
パネルを右クリックして[Multiline Data]に変換すると、複数の数値をリストとして扱うことができます。
リストから1つのデータを取り出すにはList Itemコンポーネントを使用します。
複数のデータを取り出すときに [Multiline Data] を使用します。
[Cull Index]コンポーネントはList Itemの逆で指定のデータを削除します。
出力iは、キャンバスをズームインする事によって表示される+/-マークで増減できます。
Grasshopperのデータ構造はTreeで表現されています。
おすすめのコンポーネント
よく使うコンポーネントとして、Graft Tree, Tree Branch, Date Path, Tree Itemなどがあります。
Graft Tree
アイテムごとに一つ階層を作り、その中にデータを格納します。
Tree Branch
Create Set
入力したデータ(Tree)の階層名(Path)で、指定したデータを出力します。
重複するデータがある場合、そのアイテムを1つだけにしてデータをまとめ直します。Setからはまとめ直した個別のデータが、Mapからは元のデータがSetの何番目のデータを使用しているかを出力します。
Partition List
リスト(List)を指定した数(Size)ずつ、別の階層にデータを分けます。複数の数を入力した場合は、その数ずつ繰り返した階層に分割されます。
まとめ
本記事ではGrasshopperを使用する上で必要不可欠な知識、データ構造の基本と扱い方を紹介しました。
記事内で説明したコンポーネントは下記サイトより引用しています。
Grasshopper コンポーネントIndex | AppliCraft
上記サイトはよく使うサイトなので覚えておくとよいでしょう。
また、下記参考書がデータ構造の基本についてよくまとめていますので、参考までに紹介します。
Amazon
楽天
Rhinoceros+Grasshopper 建築デザイン実践ハンドブック (建築文化シナジー) [ ノイズ・アーキテクツ ] 価格:3,135円 |