計画_R05 X Facebook はてブ Pocket LINE コピー 2024.06.11 スポンサーリンク Welcome to your 計画_R05 1. 建築士の行う設計業務等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。【R05】 建築士は、建築に係る専門家として、非専門家との間の知識や情報等の格差を埋める責任があ り、アカウンタビリティ(専門家としての説明責任)の実践が求められる。 建築士は、本来、国家資格者にふさわしい国民の生命や財産を守る技術的資質や能力を自ら保持すべきとされ、同時に業務独占を賦与された資格者として高い倫理性を求められる。 プロジェクト達成にとってのリスク(不都合な情報)の積極的な共有による集団内での意思疎通 をリスクコミュニケーションといい、その実践が特に重要である。 建築士が専門家として建築関連の法令を遵守する基本的な態度をコンプライアンスといい、遵守すべき対象は法令に限定されている。 None 1 out of 21 2. 日本の歴史的な建築物に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。【R05】 宇佐神宮本殿(大分県)は、独立した前殿と後殿を切妻造り・平入りとし、両殿を相の間でつないだ、八幡造りの建築物である。 円覚寺舎利殿(神奈川県)は、内部を化粧屋根裏とし、柱上に組物を置かず、挿肘木で軒荷重を支える、大仏様の建築物である。 箱木家住宅(兵庫県)は、屋根を棟束で支え、柱間が長く、内法高の低い、現存最古級の一つと推定されている民家である。 妙喜庵待庵(京都府)は、二畳隅炉に次の間をもつ、16世紀末頃に建てられたと推定されている草庵風茶室である。 None 2 out of 21 3. "建築や都市に関する著作物とその説明との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。 著作物(著作者、発行年) ⇒ 説明【R05】" "『広場の造形 (芸術的原理に基づく都市計画)』 (カミロ •ジッテ、1889年) ヨーロッパ各地の歴史的な広場を分析することで、中世の街並みに起源をもつ自然発生的な都市空間の構成を再評価し、そのスケール感や空間感覚を学ぶことの重要性を主張した。" "『装飾と犯罪(装飾と罪悪)』 (アドルフ・ロース、1908年) 建築の快適性や有用性といった実用的側面を重視し、文化としての生活との有機的関連性を欠き、実用に資することのない表面的な装飾が不要であることを主張した。" "『空間•時間•建築』 (ジークフリート・ギーディオン、 1941年) 「空間」という概念を前面に押し出し、近代建築を西欧の建築の歴史的な流れの中にあらためて位置づけることを試み、近代建築のもつ特徴や理論の正当性を主張した。" "『都市の建築』 (アルド・ロッシ、1966年) 歴史上の建築を例に、曖昧さや複雑さのある建築の 魅力を伝え、不整合性をもつ多様な建築表現の有効性を示し、単純化•抽象化されすぎた近代建築が建築の唯一の解でないことを主張した。" None 3 out of 21 4. 建築物の開口部等に用いるガラスに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。【R05】 Low-E複層ガラスは、中空層側のガラス面に特殊金属膜をコーティングしたものであり、日射取得型と日射遮蔽型を使い分けることにより、建築物の省エネルギー化に貢献できる。 網入板ガラスは、破損してもガラスが脱落しにくくしたものであり、同程度の厚さのフロート板ガラスよりも強度が高いので、耐風圧性能を高めることができる。 倍強度ガラスは、同程度の厚さの強化ガラスよりも強度は低いが、破損時に細かい粒状の破片にならないので、高所で使う際には破損しても脱落しにくいなどの効果が期待できる。 合わせガラスは、2枚以上の板ガラスで中間膜を挟み全面接着したものであり、破損時の飛散防止や開口部の防犯性能を高めることができる。 None 4 out of 21 5. 建築物の屋根や庇に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。【R05】 陸屋根は、信頼性及び耐久性のある防水工事を施すほか、水下にルーフドレンを複数設置する又はオーバーフロー管を設けることが、建築物内への漏水防止に有効である。 積雪地で採用されるスノーダクト方式の無落雪屋根は、都市部などで、隣地との間に雪を堆積する空間がない場合に有効である。 霧除け庇は、窓等の外部に面する開口部の上部に設ける小庇のことであり、雨仕舞いにおいて有効である。 建築物の開口部に設ける水平の庇は、北緯35度の地点において、一般に、南面の開口部に設けるよりも西面の開口部に設けたほうが、夏期における日射遮蔽効果が期待できる。 None 5 out of 21 6. 木質系材料及び工法に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。【R05】 CLTとは、ひき板を繊維方向がほぼ直交となるように積層接着した木質系材料であり、構造躯体として建築物を支えるとともに、高い断熱性能も期待できる。 LVLとは、ひき板を繊維方向にほぼ平行となるように積層接着した木質系材料であり、引張強度の高さと品質の均一性から、主に、耐力壁等の面材として使用される。 被覆型(メンブレン型)木質系耐火部材とは、柱や梁等の木材の周りに、無機質系建材等を耐火被覆として用いたものである。 燃え止まり型木質系耐火部材とは、柱や梁等の木材の周りに、燃え止まり層と呼ばれる耐火被覆材を設け、その外側に燃え代層を張り付けたものである。 None 6 out of 21 7. 各種建築物のゾーニング計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。【R05】 市庁舎の計画に当たり、市民が通常利用するメインエントランス、職員・サービスのエントランス、議会エントランスを、それぞれ別に設けた。 施設一体型の義務教育学校の計画に当たり、低学年児童が安心して運動や遊ぶことができるように、専用の運動広場を設けた。 調査・研究部門をもつ博物館の計画に当たり、研究対象である収蔵品を不必要に移動させることがないよう、研究部門を収蔵部門に近接して配置した。 総合病院の計画に当たり、ICU(集中治療室)を、人や機器の出入りが多い手術部と離し、療養できる病棟部門に配置した。 None 7 out of 21 8. 建築物に関する各部の寸法等の記述のうち、最も不適当なものは、次のうちどれか。【R05】 地下駐車場の自動車の車路において、傾斜部の本勾配を1/8とし、傾斜部の始まりと終わり のそれぞれに設けた長さ4mの緩和勾配を1/16とした。 "高等学校の配置計画において、400mトラックを設けるための運動場の寸法を、120m ×190mとした。" ユニット型の介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)において、トイレを除いた定員 1人の居室の内法寸法を、2.7m×3.6mとした。 サービス付き高齢者向け住宅において、2階以上の階に設けるバルコニーには、床仕上げ面からコンクリート躯体の立上りを80mm設けた上に、高さ1,200mmの金属製手すりを設置し、手すり子間の内法寸法を100mmとした。 None 8 out of 21 9. 高齢者、障害者等の利用に配慮した建築物の計画に関する次の記述のうち、「高齢者、障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準(国土交通省)」に照らして、最も不適当なものはどれか。【R05】 美術館の車椅子使用者用トイレにおいて、内部の自動式引戸の開閉スイッチは、引戸の戸先からできるだけ近い位置に設置した。 大規模な物販店舗において、授乳及びおむつ替え室は、男女ともにアクセスしやすい場所とし、中から施錠できる授乳のための個室を設けた。 シティホテルにおいて、車椅子使用者用客室は、客室内のレイアウトが変更しやすいように、ベッドやベッドサイドキャビネットを可動式とした。 病院の階段において、段鼻と踏面との色の明度差が大きいものを選定し、昇り始めから終わりの段まで、それぞれの色を統一した。 None 9 out of 21 10. 交通の面からみた都市計画に関する用語の説明として、最も不適当なものは、次のうちどれか。【R05】 MaaS(Mobility as a Service)とは、自動車利用者の交通行動の変更を促すことにより、都市や地域レベルの道路交通の混雑を緩和するための手法のことである。 TOD(Transit Oriented Development)とは、公共交通機関の利用を前提として、過度に自動車へ依存しない持続可能な都市を実現する手法のことである。 ITS (Intelligent Transport Systems)とは、最先端の情報通信技術を用いて、交通事故、渋滞などの道路交通の問題解決を目的に構築する交通システムのことである。 LRT (Light Rail Transit)とは、低床式車両の活用や軌道•電停の改良による乗降の容易性、 定時性、速達性、快適性などの面で優れた特徴を有する軌道系交通システムのことである。 None 10 out of 21 11. "都市計画法に規定される地域地区の名称とその説明との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。 地域地区 ⇒説明【R05】" "高度利用地区 市街地の合理的かつ健全な高度利用を図るため、都市計画に建築物の高さの最高限度又は最低限度を定めることができる地区" "市街化調整区域 無秩序な市街化防止と計画的な市街化を図るために定められる、市街化を抑制すべき区域" "生産緑地地区 市街化区域内にある農地等において、公害又は災害防止、農林漁業と調和した都市環境の保全等の良好な生活環境の確保に効用があり、かつ、 公共施設等の敷地の用に供する土地として適していると指定された地区" "景観地区 市街地の良好な景観の形成を図るため、建築物の形態意匠の制限、建築物の高さの最高限度又は最低限度、壁面の位置の制限、敷地面積の最低 限度について、都市計画に定めることができる地区" None 11 out of 21 12. 住宅の作品名(設計者、建設地)とその特徴に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。【R05】 バラガン自邸(ルイス・バラガン、メキシコ)は、庭と分かち難く結びついた内部空間をもち、 居間の奥には庭に面して大きな窓を設け、積極的に外部を内部に取り込んだ住宅である。 夏の家(E. G・アスプルンド、スウェーデン)は、切妻屋根の2棟が組み合わさった形状であり、 主棟に対し、居間棟をずらして配置することで、主棟にあるホール(食堂)からも海を見渡せるようにした住宅である。 ガラスの家(フィリップ・ジョンソン、アメリカ)は、南北全面を半透明のガラスブロック壁とし、間仕切り壁にガラスやパンチングメタルを使うことで、内部まで明るい一塊の空間とした住宅である。 バワ自邸[Number11](ジェフリー ・バワ、スリランカ)は、4軒長屋を改造•改築することにより、路地を長い回廊に置き換え、アプローチから建築物の深部に至るまでに坪庭が随所に設けられた住宅である。 None 12 out of 21 13. 高層の分譲集合住宅の新築計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。【R05】 一度期に多くの住民が住み始めるので、人口構成のバランスに配慮した多様な住戸平面とし、低層部に保育所と高齢者の通所施設を設置する計画とした。 自治体によるハザードマップの浸水想定が1.5mの区域内にある敷地であったので、建築物の外周等における水防ラインを設定し、高圧受変電設備と非常用発電機を屋上等の浸水リスクの低い場所への設置を計画した。 「長期修繕計画作成ガイドライン(国土交通省)」に基づいて長期修繕計画を作成するに当たり、建物・設備、調査・診断、修繕計画内容、修繕積立金等について、計画期間を30年間と設定し、その間に大規模修繕工事が1回含まれる内容とした。 「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」における長期優良住宅の認定を受けるため、住戸の躯体天井高さは認定基準を満たし、居住者のライフスタイルの変化等に応じて間取りの変更が可能な措置を講じた。 None 13 out of 21 14. 事務所ビルの計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。【R05】 高層事務所ビルにおいて、基準階の平面寸法を45m×80mとしたので、フレキシビリティや面積効率を高めるため、センターコアタイプとした。 事務所内だけでなく事務所外も含めて、業務内容や気分に合わせて自由に働く場所を選択できる働き方「ABW(Activity Based Working)」を導入し、事務所内には多様な場所を計画した。 直通階段が1か所のみの賃貸事務所ビルの改修において、直通階段と離れた位置に外部から救出可能な開口部がある退避区画を設けた。 パソコンを使った作業の多い執務空間の照明計画において、ディスプレイ面の文字や図の見やすさを考慮し、鉛直面照度を水平面照度より高くした。 None 14 out of 21 15. 公立小学校・中学校等の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。【R05】 施設一体型の義務教育学校の計画において、小・中学校段階の教職員が連携し、教育内容の充実や学校運営の円滑化を図るため、共同の職員室とした。 特別支援学校の計画において、聴覚障害児童・生徒に対応するため、普通教室に発音•発語の練習に利用する鏡や、練習後の手洗いやうがいのための流し台を設けた。 小学校の図書室と公立図書館とを一体整備した小学校の計画において、建築物移動等円滑化誘導基準に合わせ、両側居室の廊下幅を1.8mとした。 小学校の内装の木質化計画において、板材単体での吸音性能は低いので、普通教室の天井や壁に木板を表面材とした孔あき板等を用いることで、残響過多とならないように配慮した。 None 15 out of 21 16. 病院及び保育所の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。【R05】 急性期病院において、病棟部門に比べ、医療機器の更新や機能拡充が必要な診療部門には、隣接したところに増築が可能な空地を確保した。 病院の感染症病室において、廊下に対して室内を陽圧に保ち、外部の汚染空気を室内には流入させずに無菌に近い状態が確保できるようにした。 保育所において、それぞれの子どもの生活リズムを尊重するため、食事のための空間は保育室と分けて計画した。 保育所において、子どもがトイレに行くのが間に合わずに失敗することを減らすために、保育室間ごとにトイレを設置した。 None 16 out of 21 17. 劇場・舞台に関する用語の説明として、最も不適当なものは、次のうちどれか。【R05】 コンサートホールにおけるワインヤード型とは、舞台を取り囲むように段差をつけて客席が配置されたホール形式のことである。 プロセニアムステージ形式の劇場におけるフライズ(フライロフト)とは、幕や舞台照明等の吊物が収納された、舞台上部に設けられた空間のことである。 能舞台における橋掛りとは、本舞台の後座から鏡の間に続く廊下のことであり、出演者の入退場だけでなく、演技•演出上の重要な場所である。 歌舞伎劇場における本花道とは、観客席を上手側で縦に貫く通路舞台のことであり、客席の中を通って舞台に出入りできる歌舞伎独特の演技空間である。 None 17 out of 21 18. 設計及び工事監理の契約等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。【R05】 建築設計受託契約とは、建築設計業務を建築主が設計者に対して依頼することを契約することであり、各々の対等な立場における合意に基づいて公正な契約をしなければならない。 重要事項説明とは、作成する設計図書の種類や、工事監理に際して工事と設計図書との照合方法等を建築主に対し説明することであり、契約締結後、速やかに実施する必要がある。 四会連合協定「建築設計•監理等業務委託契約約款」を使用して契約する、委託者、受託者双方は、完成した建築物について、新たに意匠登録を受けようとする場合、相手側の承諾を得る必要がある。 「建築士事務所の開設者がその業務に関して請求することのできる報酬の基準(平成 31年国土交通省告示第98号)」における実費加算方法とは、業務経費(直接人件費、特別経費、直接経費、間接経費)、技術料等経費及び消費税に相当する額を個別に積み上げたうえで合算して算出する方法である。 None 18 out of 21 19. 建築積算に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。【R05】 所要数量とは、仮設、土工事等における、設計図書に基づいた施工計画による数量のことである。 設計数量とは、設計図書に記載されている個数及び設計寸法から求めた長さ、面積、体積等の数量のことである。 工事費における工事原価とは、純工事費と現場管理費を合わせたものである。 工事費における共通費とは、共通仮設費、現場管理費及び一般管理費等を合わせたものである。 None 19 out of 21 20. 建築のマネジメントに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。【R05】 プロジェクトファイナンスとは、資金調達手法の一つであり、不動産などを担保に資金調達をしてきたのに対し、プロジェクトから得られる事業収益に着目し、大規模な資金が融資される仕組みである。 ファシリティマネジメントとは、企業、団体などが組織活動のために施設とその環境を総合的に企画、管理、活用する経営活動である。 国土交通省が示す設計者選定方式における設計競技(コンペ)方式とは、技術力や経験、プロ ジェクトにのぞむ体制などを含めた提案書の提出を求め、最も適した設計者を選ぶ方式である。 CM (Construction Management)方式とは、発注者の委任を受けたCMr (Construction Manager) が、設計・発注・施工の各段階において、設計内容や工事発注方式の検 討、工程管理、品質管 理、コスト管理等の各種のマネジメント業務の全部又は一部を行うものである。 None 20 out of 21 21. 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