本日はRC柱の構造種別をFAランクにするための検討を行いました。
RC柱の構造種別の検討を行う背景としましては、柱断面を絞る際に必要となりました。
RC柱の構造種別の規定にはpt0.8以下でFAランクとあります。
鉄筋量を変えずに柱断面を小さくしていくと当然ptは大きくなります。
FAランクにするために鉄筋量を減らすと次は許容応力度設計を満足できなくなります。
こういった負のスパイラルに陥りました。
ここで、黄色本を詳しく読んでみるとptの規定は付着割裂破壊が生じないための規定と書いてあります。
この付着割裂破壊が生じないことを詳細な検討で確認することでptの規定を省くことができます。
そのため、本日は付着割裂破壊の検討を行いptが0.8以上であったがFAランクとして設計しました。
これにより、経済的な断面算定を行うことが出来ました。
付着割裂破壊の検討方法については後日、記事でまとめたいと思いますのでよろしくお願いします。