計画_H24 X Facebook はてブ Pocket LINE コピー 2024.06.10 Welcome to your 計画_H24 1. 建築士の行う設計業務等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。【H24】 一級建築士、二級建築士及び木造建築士は、国土交通大臣の免許を受け、一定規模以上の建築物の設計、工事監理その他の業務を行う者で、常に品位を保持し、業務を行うに当たっては、公正さ、誠実さが求められる。 建築関係5団体によって制定された「地球環境・建築憲章」(2000年)において、「建築はそれ自体完結したものとしてでなく、地域の、さらには地球規模の環境との関係においてとらえられなければなりません。」と示されている。 建築設計にかかわる者は、依頼者の要請に応えるとともに、当該建築物の利用者及び社会に対する公益性に配慮して、公正な立場で業務を遂行することが重要であ る。 一級建築士、二級建築士及び木造建築士は、設計及び工事監理に必要な知識及び技能の維持向上に努めなければならない。 None 1 out of 20 2. 日本の集合住宅の歴史に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。【H24】 同潤会江戸川アパートは、関東大震災後の住宅難に対処するために設立された同潤会による鉄筋コンクリート造の都市型アパートである。 日本住宅公団の草加松原団地は、高度成長期に建設された中層集合住宅を中心とする郊外型大規模住宅団地である。 日本住宅公団の晴海高層アパートは、2戸×3層の6住戸を1単位とし、3層ごとに共用廊下を設け、そこから上下階の住戸に階段でアクセスするスキップアクセス形式を採用した都市型高層賃貸集合住宅である。 広島市の基町団地は、工場跡地の再開発を目的として建設されたテラスハウス型の公営住宅団地である。 None 2 out of 20 3. 建築物の保存、再生等の事例に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。【H24】 ヴェローナ(イタリア)のカステルヴェッキオ美術館は、歴史的建造物であった市庁舎を市立美術館へ再生させたものである。 ロンドン(イギリス)のテイト・モダンは、第二次世界大戦後の復興時に建設された火力発電所をモダンアートの美術館へ再生させたものである。 パリ(フランス)のオルセー美術館は、鉄道の駅舎を印象派の作品を中心とする美術館へ再生させたものである。 札幌市のサッポロファクトリーは、ビール工場の煉瓦造の建築群を複合商業施設へ再生させたものである。 None 3 out of 20 4. 建築部品とモデュラーコーディネーションに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。【H24】 一般に、特定の需要や特定のビルディングシステムを対象とした建築部品をクローズド部品といい、不特定多数の建築物を対象とした建築部品をオープン部品という。 建築部品等の呼び寸法は、一般に、製作寸法とは異なる。 パネル状のものが並んで面をなす構成材群(畳、天井パネル等)は、一般に、シングルグリッドにしたがって配列すると構成材間の互換性が高くなる。 日本工業規格(JlS)のモデュラーコーディネーションは、モデュロールの寸法を基本として寸法体系が定められている。 None 4 out of 20 5. 都市空間についての著書に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。【H24】 ケヴィン・リンチは、著書「都市のイメージ(The lmage of the City)」(1960年)において、都市空間から抽出されるイメージを構成する要素として、移動路(path)、境界(edge)、地区(district)、結節点(node)、目印(landmark)の五つを提示した。 ゴードン・カレンは、著書「都市の景観(The Concise Townscape)」(1971年)において、都市の景観の価値を、歩行者によって体験されるシークエンスの中に見いだそうとした。 ロバート・ヴェンチューリは、著書「ラスベガス(Learning from LasVegas)」(1972年)において、ラスベガスの都市景観の多様な空間要素を記号論的な視点から分析した。 "クリストファー・アレグザンダーは、著書「パタン・ランゲージ(A Pattern Language)」 (1977年)において、都市空間における人々の行動がツリー構造で説明できることを示した。" None 5 out of 20 6. 建築物の各部の寸法に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。【H24】 幼稚園において、園児用洗面台の洗面器の高さを、床面から65cmとした。 住宅において、ドアノブの高さを、床面から90cmとした。 事務所ビルにおいて、階段に設ける手摺の高さを、段の先端から85cmとした。 住宅において、台所の調理台の高さを、床面から85cmとした。 None 6 out of 20 7. 建築物の各部の寸法等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。【H24】 6人制バレーボールの公式試合を行うコートを2面配置するために、体育館の床面の内法寸法を24m×24mとした。 商業施設において、高さ4mの直階段に沿って設けるエスカレーターの最大勾配を30度とした。 乗用エレベーター(定員24人)のかごの内法寸法を、間口2,150mm×奥行1,600mmとした。 プロセニアム形式の劇場において、舞台の床面から、プロセニアムの開口の高さを8 mとし、フライタワー内のすのこの高さを22mとした。 None 7 out of 20 8. 高齢者及び障がい者の利用に配慮した建築物の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。【H24】 博物館における階段において、両側に手摺を設けるに当たり、手摺の端部については、水平に延長したうえで服の袖が引っ掛からないように壁側に曲げた。 車いす使用者が利用する宿泊施設の客室内において、家具の周辺や水まわり等については、車いすの回転を考慮して、直径110cmのスペースを確保した。 公共施設の出入口において、視覚障がい者の利用を考慮して、音声誘導装置を自動ドア(引戸)の直上に設置した。 住宅の台所において、車いす使用者の利用を考慮して、調理台、流し台、レンジ及び冷蔵庫をL宇型に配置した。 None 8 out of 20 9. まちづくりに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。【H24】 近隣住区は、一般に、小学校が一校成立する程度の人口を単位としたものである。 ラドバーン方式は、住宅地計画における人と車を分離する設計手法である。 クルドサックは、車の折り返し場所を終端部にもつ袋小路である。 ブキャナンレポートは、日本をはじめとする諸外国にも取り入れられた住宅供給政策に関する報告書である。 None 9 out of 20 10. まちづくりに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。【H24】 都心地区の商業活動を活性化させることを目的とした歩行者モールは、人と車の交通形態により「オープンモール」、「セミクローズドモール」、「クローズドモール」に分類される。 タウンモビリティシステムは、中心市街地をバリアフリー化して車いすや電動スクー ター等を貸し出し、歩行困難者の外出機会の拡大だけでなく、市街地の活性化を促す仕組みの一つである。 LRT(Light Rail Transit)は、都市内の交通渋滞の緩和や環境問題の解消を図るうえで有効な公共交通機関として、欧米を中心に導入されている新しいタイプの路面電 車システムである。 パークアンドライドシステムは、一般に、郊外の鉄道駅等に設置された駐車場を利用し、都心部まで公共交通機関を利用することによって、中心市街地へ流入する車の交通量を抑制する仕組みである。 None 10 out of 20 11. 集合住宅に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。【H24】 ネクサスワールド香椎(福岡市)は、国内外の6名の建築家がそれぞれの住棟を競作した集合住宅団地である。 幕張ベイタウン(千葉市)は、壁面線の位置・高さ、壁面率、三層構成(基壇部、中間部、頂部)等についての「都市デザインガイドライン」に沿って設計された集合住宅団地であり、街区型の形式に特徴がある。 東雲キャナルコート(東京都江東区)は、防災を目的とした再開発計画によって建設された低・中層集合住宅団地である。 ひばりが丘団地(東京都東久留米市)は、解体せずに再生・活用する技術的手法を検証するため、解体予定の住棟を用いてストック再生実証試験が行われた団地である。 None 11 out of 20 12. 建築家の自邸に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。【H24】 土浦亀城邸(1935年)は、「白い箱」型の外観をもち、内部は居間の吹抜けを中心とし複数の床レベルによって構成されたモダニズムの木造住宅である。 増沢洵邸(1952年)は、戦後の極限的小住宅の先駆けとなった事例であり、1階の鉄筋コンクリート造のコアの上の木造部分に、最小限必要な要素を収めた住宅である。 菊竹清訓邸のスカイハウス(1958年)は、4枚の壁柱によって正方形の主室を空中に持ち上げ、HPシェルの屋根を設けた構成で、住宅生産の工業化の利点を生かし、設備等の更新を可能とする「ムーブネット」を取り付けた住宅である。 原広司邸(1974年)は、玄関からバルコニーまで降りてゆく中央の吹抜けの両側に居室を配置し、トップライトから自然光を取り入れ、住居の中に「都市を埋蔵する」構成を意図した住宅といわれている。 None 12 out of 20 13. 商業建築の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。【H24】 大規模なシティホテルの計画において、客室用のエレベーターの台数を120室に1台とした。 延べ面積50,000㎡の百貨店の計画において、売場面積(売場内の通路を含む。)を延べ面積の55%とした。 物品販売店舗の計画において、陳列棚の棚板の高さを、商品の取りやすさを考慮して、床面から70~140cmとした。 20階建ての事務所ビルにおけるコンベンショナルゾーニング方式を採用した乗用エレベーターの計画において、1階を出発階とし、2階から10階行きと、11階から20階行きの二つにゾーニングした。 None 13 out of 20 14. 地域図書館(蔵書冊数約15万冊)の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。【H24】 資料検索のための利用者開放端末(OPAC)については、来館者の利便性を考慮して、分散させずに館内の入口付近に集中配置した。 開架閲覧室の入口については、ブックディテクションシステム(BDS)を採用し、利用者が私物を自由に館内に持ち込むことができるようにした。 レファレンスカウンターについては、貸出・返却カウンターとは別に、開架書架群の近くに設けた。 開架閲覧室については、見通しをよくするためにワンルームとし、家具等を用いて利用対象者別やテーマ別に分節した。 None 14 out of 20 15. 高齢者の居住・福祉に関する施設とその説明との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。【H24】 小規模多機能型居宅介護事業所:在宅の高齢者が要介護状態になっても、住み慣れた地域で生活が継続できるように支援することを目的として、通所を中心とし、随時の訪問や泊まりを組み合わせた介護サービスを提供する施設 シルバーハウジング:要介護状態の高齢者を対象に、看護、医学的管理のもとに介護、機能訓練その他必要な医療や日常生活上の世話を行うことを目的としたサービスを提供する施設 介護老人福祉施設 (特別養護老人ホーム):身体上又は精神上著しい障がいがあるために常時の介護が必要であり、居宅において適切な介誘を受けることが困難な高齢者を対象とし、入浴、排泄、食事の介護、機能訓練等のサービスを提供する施設 認知症高齢者 グループホーム:要介護状態の認知症の高齢者を対象に、5人から9人程度の小規模な生活の場において、入浴、排泄、食事の介護、機能訓練等を行うことにより、利用者の有する能力に応じ自立した生活が営めるように援助するサービスを提供する施設 None 15 out of 20 16. 子どもに関わる施設の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。【H24】 小学校の体育館の計画において、災害時の避難所として利用できるように耐震性を十分に確保し、備蓄倉庫を隣接して設置した。 総合病院における小児病棟の計画において、入院する子どもたちの教育や学習の場として、院内学級のための教室を設置した。 保育所の計画において、定員15名の1歳児のほふく室の有効面積を30㎡とした。 幼稚園の計画において、年少児用便所のブースの間仕切りの高さを、園児の安全の確認と指導のために1.2mとした。 None 16 out of 20 17. 建築計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。【H24】 LDR病室の計画において、出産時に使用する無影灯について、使用しないときには天井に格納できるようにし、室内の仕上げや家具に木を使用することによって、暖かい家庭的な雰囲気とした。 事務所ビルの計画において、外壁面を緑化するため、植物の生育のための支持材や十分な土壌基盤を確保する工夫をした。 社員寮として使われていた建築物を、入居者同士が生活の独立性を保ちながら水まわりやリビングルームを共有するシェアハウスに改修した。 美術館の計画において、収蔵品に付着した害虫等による被害を最小限に抑えるため、燻蒸室を収蔵庫からできるだけ離れた位置に配置した。 None 17 out of 20 18. 「建築士法第25条の規定に基づき、建築士事務所の開設者がその業務に関して請求することのできる報酬の基準」において、工事監理に関する標準業務として示されていないものは、次のうちどれか。【H24】 工事監理の着手に先立って、工事監理体制その他工事監理方針について建築主に説明する業務 工事と設計図書との照合及び確認を全て終えた後、工事監理報告書等を建築主に提出する業務 工事施工段階において、設計意図を正確に伝えるための質疑応答、説明等を建築主を通じて工事施工者に対して行う業務 設計図書の定めにより、工事施工者が作成し、提出する施工図(躯体図、工作図、製作図等)、製作見本、見本施工等が設計図書の内容に適合しているかについて検討し、建築主に報告する業務 None 18 out of 20 19. 鉄骨工事における建築積算に関する次の記述のうち、建築工事建築数量積算研究会「建築数量積算基準」に照らして、最も不適当なものほどれか。【H24】 鉄骨の所要数量を算出する場合、原則として、1か所当たり0.1㎡以下のダクト孔等による鋼材の欠除については、ないものとみなす。 鉄骨の溶接の数量を算出する場合、原則として、溶接の種類に区分し、溶接断面形状ごとに長さを求め、すみ肉溶接脚長6mmに換算した述べ長さとする。 鉄骨部材の錆止め塗装の数量を算出する場合、原則として、鉄骨部材表面の面積とし、ボルト類、部材の切断小口及び部材の重なる部分の塗装の欠除については、鉄骨部材表面の面積の3%を減じて計算する。 ブレースの計測・計算は設計寸法によるが、支点間にわたるブレースの主材は、原則として、ターンバックル等による部材の欠除は計測の対象としない。 None 19 out of 20 20. プロジェクトマネジメントに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。【H24】 工事発注における施工分離発注方式は、一般に、建築工事と各種設備工事に分ける等、工事請負契約を工事種別ごとに行う方式である。 建築プロジェクトにおけるSPC(特定事業目的会社)は、複数の建設業者が特定のプロジェクトのために組織する共同企業体である。 工事発注におけるコストオン方式は、一般に、建築主が専門工事業者を選定し、工事費を決定したうえで、その工事費に元請の管理経費を加えて建築の元請会社に工事発注する方式である。 CM(Constrction Mmnegement)方式は、一般に、技術的な中立を保ちつつ発注者の側に立つコンストラクションマネージャーが、設計・発注・施工の各段階において、設計の検討や工事発注方式の検討、工程管理、品質管理、コスト管理等の各種のマネジメント業務の全部又は一部を行うものである。 None 20 out of 20