鉄骨造

基礎知識

ヒンジのマジック?ゲルバー梁の使い方-学生でもわかる基礎解説-

はじめにゲルバー梁は、構造設計において応力を効率的に分散するために用いられる特殊な梁の一種です。負荷のかかる箇所をヒンジ(ピン接合部)で分割することで、全体の安定性を高める特徴があります。初心者にとっては少し難解に思えるかもしれませんが、こ...
基礎知識

BCRとBCPの違いって何?~作り方を理解し、規格の違いを理解しよう~

はじめに建築設計で頻出の「BCR」と「BCP」。その違い、正確に説明できますか?一見似ている2つの鋼管ですが、実は製造方法や特性に大きな差があります。本記事では、設計初心者でも理解しやすい対話形式で、それぞれの特徴や使い分けのコツを解説。設...
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合成梁とは?~合成梁のメリット・設計方法を明快に解説!実務で使うよ!~

合成梁とは何でしょうか?構造設計をしていると必ず耳にする言葉でしょう。学生時代は聞いたことがありませんでした。(講義を聞いてなかっただけかも知れませんが💦)必ずと言って設計で使用するので覚えておきましょう!間違いやすい箇所・気を付けるべき箇...
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細長比を理解しよう!細長比の基本と設計実務重要なポイントを解説

はじめに細長比は、構造部材の座屈や安定性を評価するための重要な指標です。特に柱の設計において、細長比の適切な管理は安全性に直結します。この記事では、主人公(新人設計者)と上司(経験豊富な設計者)の対話を通じて、細長比の基本概念や設計上の注意...
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エレベーターの設計

本記事ではエレベーターの支持鉄骨についての設計方法を説明します。設計用荷重エレベーターの支持鉄骨は柱・梁・中間ビーム・吊りビームなどがあります。中間ビームにはエレベーターのレールが取り付けられています。このレールに作用する荷重、レール反力に...
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大梁の構造計画

本記事では私が大梁の断面を設計する上で苦労した点について説明したいと思います。大梁の断面を決める際には応力・たわみのほかに架構全体の大梁の構造計画を行う必要があります。一つ一つの大梁をそれぞれ別に断面を決めてしまうと接合部や小梁の配置計画を...
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鉄骨階段の設計

本記事では鉄骨階段の設計について説明します。階段はささら桁という部材を使用します。ささら桁は主に平鋼(PL)を主に使用します。設計用応力ささら桁に作用する荷重は小梁の場合と同じで分布荷重が作用します。小梁と異なる点は部材が斜めに配置されてい...
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BCR、BCP、STKRの設計フロー(冷間成形角型鋼管)

本記事ではBCR、BCP、STKR(冷間成形角型鋼管)の設計フローについて説明します。鉄骨造の柱でBCR、BCP、STKRを使用する際は注意するポイントがいくつあります。設計法①BCR、BCP、STKRそれぞれの材質に応じた設計②柱梁接合部...
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露出柱脚の設計

本記事では露出柱脚(在来工法)について説明します。柱脚の種類は露出柱脚、根巻柱脚、埋込柱脚の三種類があります。本記事で説明する露出柱脚は三種類の中で最も固定度が小さく、簡易なものです。一次設計(許容応力度設計)固定度の算定露出柱脚の固定度は...
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鉄骨小梁(屋根:折板)の設計

本記事では屋根が折板の場合の鉄骨小梁の設計についての注意点を書いていきます。鉄骨小梁の設計の記事では、一般的な鉄骨小梁の設計について示しております。実際に設計するときはそちらの記事を参考にして下さい。屋根が折板の場合鉄骨小梁の設計をする際に...