施工14 鉄筋工事(H14~H20)
鉄筋工事について出題された過去問について○×形式で出題していきます。H14~H20
施工14 鉄筋工事(H21~H28)
鉄筋工事について出題された過去問について○×形式で出題していきます。H21~H28
まとめ
①構造体の要求性能(耐久性)
短期供用級→およそ30年
標準供用級→およそ65年
長期供用級→およそ100年
超長期供用級→およそ200年
②鉄筋種別の識別
SD295A:圧延マークなし・色適用しない
SD295B:1またはⅠ・白
SD345:突起の数1個・黄
SD390:突起の数2個・緑
SD490:突起の数3個・青
③スペーサー
材質はコンクリート製・鋼製とする。
モルタル製は使用しない。
側面に限りプラスチック製でも良い。
せき板と最外側鉄筋とのあきについては、スケールまたは定規により測定し、出来ない部分は所定のスペーサーが配置されていることを目視により確認する。
数量・配置については下記の表による。
④鉄筋の加工
鉄筋の切断・曲げなどの加工作業は常温で加工する。
常温加工=冷間加工、加熱加工=熱間加工
加工寸法の許容差は下記の表による。
折り曲げ形状・寸法は下記の表による。
鉄筋表面のごく薄い赤錆は除去しなくて良いが、浮き錆や粉状になるような赤錆はワイヤブラシなどで取り除く。
⑤鉄筋の組立て
柱・はり主筋と帯筋・あばら筋との結束は四角の交点において全数行い、その他の交点においては半数以上行う。
壁・スラブの鉄筋の交点は半数以上結束する。
鉄筋相互のあきの最小寸法は次のうち一番大きい値とする。
・粗骨材の最大寸法の1.25倍
・25mm
・丸鋼では径、異形鉄筋では呼び名の数値の1.5倍(径が異なる場合は平均径とする)
鉄骨鉄筋コンクリート構造における鉄筋は鉄骨と接触させないこと。
25mm以上かつ粗骨材最大寸法の1.25倍以上のあきを確保する。
柱梁接合部において、柱のフランジの厚さ方向の面に直交する梁主筋は接触してよい。
⑥鉄筋の継手および定着
異形鉄筋の重ね継手の長さを下記に示す。( )内数値はフック付重ね継手の長さである。
直径の異なる鉄筋の重ね継手の長さは細いほうのdによる。
スパイラル筋の重ね継手の長さは、50d以上かつ300mm以上とし、末端にはフックを設ける。
末端の余長は135°フックの場合は6d以上、90°フックの場合は12d以上とし、末端の定着は1.5巻き以上添え巻きとする。
梁と柱の継手位置を下記に示す。
異形鉄筋の定着長さを下記に示す。( )内数値は、フック付定着長さを示す。
梁主筋の定着長さを下記に示す。
小梁の主筋を大梁に90°フック付定着する際、鉛直下向きに配筋すると定着長さが確保できない場合、斜め定着としてよい。
⑦かぶり厚さ
かぶり厚さは鉄筋表面とコンクリート表面までの最短距離のことである。
目地部の鉄筋に対するかぶり厚さは、目地底から最小かぶり厚さを確保する。
最小かぶり厚さと設計かぶり厚さを下記に示す。
計画供用期間の級が標準・長期・超長期で耐久性上有効な仕上げを施す場合は屋外側では設計かぶり厚さ・最小かぶり厚さを10mm減じることが出来る。
壁の補強について、ダブル配筋の場合の開口補強筋は壁筋の内側に配筋する。
屋根スラブの出隅および入隅の部分には、ひび割れ防止のため補強筋を入れるが屋根スラブ上端筋の下側に配置する。
⑧ガス圧接
圧接工の資格について下記に示す。
鉄筋冷間直角切断器は、グラインダー研削を必要としない。
ガス圧接可能な範囲は種類の違い:1ランクの上下、径の差:7mm以下である。
加熱中に火炎に異常があった場合は、圧接部を切り取って再圧接する。
ただし、圧接端面同士が密着した後であれば加熱炎に異常があっても圧接面に酸化皮膜は生じないので、再加熱して圧接作業を続行してもよい。
良好なガス圧接部の形状を下記に示す。
圧接完了後の検査の外観検査は原則として圧接箇所全数について行う。
非破壊検査の方法は超音波探傷試験による。1組の作業班が1日に施工した圧接箇所を1検査ロットとし、1検査ロットに30箇所とし、ロットから無作為に抜き取る。
不良圧接の補正について下記に示す。
ガス圧接の検査について下記に示す。