構造設計とは、建物の安全性を確保することを目的とした設計です。
意匠設計・設備設計などの他分野の設計者と連携を取りながら、構造要素の位置・大きさを計画していきます。
実際の仕事では利益を出すことが大切であるため、コストを常に意識する必要があります。性能とコストを比較しながら、検討を行っていきます。
構造設計を行う上での成果物は構造図と構造計算書の作成となります。
本ブログでは構造計算書の作成に沿って各箇所の設計方法について紹介していきたいと思います。
下記に構造計算書の目次例・本カテゴリーの構成について示します。
構造計算書
1.建築物の概要
- 建築物の概要
- 構造上の特徴
- 構造計算方針
- 使用する材料と部位
2.荷重項
- 設計用床荷重
- 壁荷重
- 風圧力
- 積雪荷重
- 電算入力特殊荷重
- 地震力
- 土圧
3.スラブの設計
- スラブの設計
- 屋根ふき材の設計
- 外装材の設計
4.小梁の設計
- 鉄骨小梁の設計
- 耐風梁の設計
- 間柱の設計
- 胴縁の設計
- 屋根ブレースの設計
5.保有耐力接合の設計
- 大梁保有耐力接合の設計
- ブレース保有耐力接合の設計
- 横補剛材の設計
6.基礎の設計
- 杭の設計
- 直接基礎の設計
- つなぎ梁の設計
7.その他の設計
- 階段の設計
8.一貫計算
- 一貫構造計算書
- チェックリスト