施工1 施工計画他(H06~H13)
施工1 施工計画他(H14~H20)
施工計画他について出題された過去問について○×形式で出題していきます。H14~H20
施工1 施工計画他(H21~H28)
施工計画他について出題された過去問について○×形式で出題していきます。H21~H28
まとめ
①施工計画
工事を完成する手段や方法については、設計図書に指定のある場合を除き、施工者の責任において決定する。
特に仮設工事、土工事などは、施工者の施工計画により施工費の差が生じやすい工種である。
施工計画書ー基本工程表・総合施工計画書・工事種別施工計画書
工事種別施工計画書ー工程表・品質管理計画書・施工要領書
基本工程表ー主要な工事項目とともに、監理者の検査・承認などの日程を記入する。監理者の承認を受ける。
総合施工計画書ー次の事項の大要を定めた総合的な計画書を作成し、監理者に提出する。また、品質計画に関する部分は、監理者の承認を受ける。
総合仮設を含めた工事の全般的な進め方を計画すること。
工事種別施工計画書ー総合施工計画書に基づいて、主要な工事について作成し、必要に応じて監理者と協議する。
品質管理計画書ー施工者は品質管理を行うために、工事開始前に品質管理計画を立案し、必要に応じて監理者と協議する。品質管理計画には、以下の事項を含む。
・品質管理組織・管理項目及び管理値・品質管理実施方法・品質評価方法・管理値を外れた場合の措置
設計図書には標準仕様書、設計図、特記仕様書、現場説明書、質問回答書が含まれる。請負代金内訳書は含まれない。
優先順位は後で作成されたものほど優先順位が高い。
①質問回答書②現場説明書③特記仕様書④設計図⑤標準仕様書
②鉄骨建方方式と揚重
高層建物によく採用される積上げ方式と、低層・中層建物に採用される建逃げ方式がある。
積上げ方式には固定式タワークレーンが採用され、建逃げ方式にはトラッククレーンやクローラークレーンなどの移動式クレーンが採用される。
③文化財その他の埋蔵物
埋蔵物の発見者としての権利は発注者が保有する。
④工程管理法
工程管理方法としては、施工計画に基づき各工事の作業手順と工期を定め、実施工程表(全体工程表)を作成する。
実施工程表は大きな設計変更等があった場合には速やかに訂正しなければならない。
施工者は工事生産に先立ち、製作図・製作要領書・製品検査要領書・生産工程表・品質管理要領書などを工事生産者に作成させ、監理者に提出する。
⑤工程表
棒工程表とネットワーク工程表がある。
工程表作成の留意事項
①気候、風土、慣習などの影響
②施工計画書、製作図及び施工図の作成ならびに承諾の時期
③主要材料などの現場搬入時期
④試験の時期及び期間
⑤検査及び施工の立会いを受ける時期
⑥電気設備及び機械設備ならびにその他の工事の工程
⑦各仮設物の設置期間
⑧上記の各事項に対する余裕
躯体工事は天候・祝祭日の影響、労働力の季節変動・地理的立地条件などを見込む。
ネットワーク手法の用語と意味
クリティカルパス:最初の作業から最後の作業にいたる最長(最も時間のかかる)パスである。
トータルフロートが最小(一番余裕のない)のパスである。
クリティカルパス上の工事が遅れると、全体工期が伸びてしまう。
トータルフロート(TF):作業を最早開始時刻(EST)ではじめ、最遅終了時刻(LFT)で終わらせて存在する余裕時間
TF=その作業のLFT-その作業のEST-所要日数
フリーフロート(FF):作業を最早開始時刻ではじめ、後続する作業も最早開始時刻で始めてなお存在する余裕時間
FF=次の作業のEST-その作業のEST-所要日数
⑤品質管理
工事の施工によって隠蔽されるなど、後日の目視による検査が不可能または容易でない部分の施工を行う場合、施工の記録、工事写真、見本などを整備する。